税理士はどれくらいの年収があるの

日本で税理士として登録している人の数は約78,000人。
毎年約2,500人が新規登録しており、反面、高齢化などにより年間2,000人ほどが廃業しています。
税理士試験に合格して登録をする人数は減少あるいは横ばいで、毎年1,000人に満たない数なのだそうです。
後の割合はというと、税理士試験を一部、または全て免除されている人たちで締められています。
それは、大学院まで進んだ場合の科目免除、税務署に長年勤務したり、弁護士や公認会計士の資格を持っている方々で、7割以上を構成しています。
この78,000人のうち独立開業しているのは57,000ほど。
コンビニが全国で約55,000件といいますから、税理士事務所はコンビニよりも多いということになります。
仕事の取り合いになっていないのでしょうか。
企業の活用する会計ソフトも高度な計算に対応するようになり、今まで通りの仕分け、集計などの請負業務などは今後激減していくといわれています。
そして、単純な仕分け作業や財務諸表の作成などは今後、AIに取って代わられるともいわれています。
実施、計算だけを請け負うような仕事をしてきた事務所は新規の仕事を獲得しづらい状況になっているのは事実です。
しかし、税理士の仕事というのは、アウトソーシングで経理業務を行うことだけではありません。
税金計算や提出書類の作成以外にも、持っている専門知識、そして、業務の内容上、経営者と会話する機会の多いことから、企業のコンサルティング業務も行うことが可能です。
その為、会計事務所として請け負う業務が高度な知識やテクニックを要する案件に特化していくと見られています。